自作管球パワーアンプです。
本機の特徴は１．初段、位相反転段をリークムラード回路で構成している。２．米国ダイナコ社の出力トランスを使用しており、国産のトランスからは出ない音が楽しめる。３．電源の整流に真空管を並列使用しており、倍音が豊かである。なめらかさ、弦楽器の伸びや、余韻に優れている。４．出力管の固定バイアス電流の調整は、上面からテスターとマイナスドライバーで簡単に可能。取説参照５．大型管を固定バイアス仕様で動作させているため大出力再生を可能にしている。６．球の名前をレタリング表示しているので、全部抜いた場合でもどこに何を挿すかが分かる。当然と言えば当然ですが。

押出しが強く、情報量が多く、美しい音で鳴ります。過去にシングル、プッシュプル、直熱管、傍熱管、自己バイアス、固定バイアスを組み合わせながら数十台アンプを作りました。それぞれに良さがありますが、個人的には傍熱管の固定バイアス・プッシュプルが、安定度、信頼性の面で特に気に入っています。 このアンプは基本的にハイファイアンプなのでソースをそのまま再生します。音楽のジャンルは選ばないと思います。
他社のKT88、GE社6550Aを差し替えると、再生音は変化します。この差し替えも愉しみです。このアンプはこのままで未来永劫使用できると考えないでください。真空管は人間と同じで寿命がきます。出力管は突然不具合が生じて昇天することもあります。ガラス管内で放電が起きたり、バリバリと大きな音を立てることもあります。 段々と増幅能力が低下して寿命を迎えることもあります。
トラブル発生時の対応方法（不良管の特定と交換方法）を取説に書いていますので、参照ください。長く使用していくためにはスペア（特に出力管と整流管）を用意しておくことも必要です。
落札希望の方は、自分でメンテナンスをする心構えでお願いします。



アンプの仕様出力：50W＋50W（両チャンネル動作１KHｚ、歪率2.8%） 残留ノイズ：左0.1mV、右0.2mV 以下 使用真空管 ：KT88・4本（JJ製新品）、EF86/6267・2本（NEC製）、12AU7A・2本（松下5AR4AR4・2本（松下電器） トランス類：OPT（ダイナコマークⅢ用）、PT（LUX 5557）、チョークコイル（国産5H400mA） 外形寸法：シャーシ外形400(幅）×300（奥行）×70（高さ） （突起部含まず） 、床面より高さ21センチ重量約22KG 取説・電源コード付属

個人の手作業になります。一部のパーツは品をメンテナンスして使っています。製作中の塗装の剥がれ、細かなキズなどもあります。また真空管は保証外とさせてください。メーカー品と同じ外観品質を要求される方は入札をお控えいただきますようお願いいたします。

故障した場合は、部品代、送料を負担いただければ、当方で修理対応いたします。 改造した場合はこの限りではありません。

申し訳ありませんが、評価の悪い方（落札後取消を繰り返しているかた）や、代理落札業者、転売業者の方は当方から入札取り消しをすることがあります。 悪しからずご了承お願いいたします。
（2022年 10月 30日 19時 38分 追加）評価の悪い代理業者、あるいは転売業者と思われる方が入札されましたが、即取り消しました。心当たりのかたは入札しないでください。取り消しするのが手間ですので。

このアンプの製作過程をブログに書いています。「大型パワーアンプの製作」シリーズ全17回です。デザインの決定方法から書いています。ご興味のある方はアクセスされてみてください。トニーのゆっくり回覧版 (ameblo.jp)（2022年 11月 3日 9時 00分 追加）製作後何日経過していますか、というご質問がありました。少し説明を加えます。このアンプは10月24日に完成後、初めて音出しをしました。なのでできて間がありません。 現在は可能な日は1日あたり3時間程度鳴らしています。言えばエージング途中の状況です。次第に音はこなれてきています。
以降は新しい所有者のかたがエージングを引き継ぐ形になります。3か月程度で新しい使用環境に順応して、実力を発揮し始めると思います。ご理解をお願いいたします。


別件：数件の代理業者、転売業者の方が入札され、すぐに取り消ししました。数千件から1万件を超える取引をされ、全て落札ばかりの方は入札を取り消します。心当たりの方は入札されないようにお願いいたします。