結城紬は、茨城県・栃木県を主な生産の場とする絹織物で単に結城とも言われます。奈良時代から続く高級織物で、国の重要無形文化財です。 軽く、柔らかく暖かい結城紬。 1980年代に、着物道楽の母が呉服屋さんに、息子にと大変上等な結城紬で着物を仕立てて貰いました。が、結局、着物に趣味のない息子は一度も手を通しませんでした。 写真のように裾に一箇所、制作工程で使う湯洗いの後の糊ジミがあります。 また、紬は絹糸を手で紡ぐ為、その繋ぎ目に凹凸ができます。 写真のように、1箇所繋ぎ目の糸が解れ、ごく小さな穴が空いています。数針で塞げますが、加工する事をやめそのままにしています。 現在は、労力と紡ぐのに気の遠くなる時間が掛かる手紬は、ほとんど生産されず機械になりました。 人の手で紡がれた糸で織られた織り物は機械のものと比べ、柔らかく軽い着物に仕上がります。 当時20万以上のものですが、本物の着物をこの冬着たいという方に破格の価格でお譲りします。 #結城紬 #男物